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塗装ブースと調色システムは補助金で導入できる! 効率と品質を高める自動車塗装の革新

更新日:4月16日


水性塗装ブース 補助金 自動車整備 鈑金塗装

自動車の鈑金塗装に欠かせない塗装ブース。近年は、環境問題への対応の観点から、水性塗装が広がってきており、現在新車の多くは水性塗装が施されています。

また、水性塗装等の作業では調色システムも効率化や精度の向上に重宝されており、最近は様々な自動車鈑金塗装工場で導入されています。


これらの設備を導入するにあたっては、補助金の活用もできます。

まずは塗装ブース等の設備の説明と、活用できる補助金に関して解説していきます。


 

塗装ブースとは?

塗装ブースは自動車整備工場にとって欠かせない設備です。その主な目的は、塗装環境を最適化し、車両の塗装作業中にゴミやホコリが塗料に混入するのを防ぐことです。この記事では、塗装ブースの基本から、どのようにして作業効率と塗装品質を向上させるかを詳しく説明します。



塗装ブースの種類と特徴

塗装ブースは大きく分けて簡易型と本格型があります。

簡易型の設備は200万円から利用可能で、小規模な作業場に最適です。一方、本格型ブースは1,000万円以上の投資が必要であり、高度な空気循環機能や温度調整機能を備えています。これにより、塗装作業中のゴミの付着を効果的に防ぎ、塗料の乾燥過程を速めることができます。


塗装ブースの機能性

本格型塗装ブースでは、「プッシュプルシステム」を採用しています。これは、上部から空気を押し出し、底部からは空気を引き抜くことで、垂直のクリーンな空気の流れを作り出します。これにより、塗装中に空中に浮遊する塵やゴミが塗料表面に付着するのを効果的に防ぎます。


塗装ブースの安全性と環境保護

塗装ブースは作業者の健康保護だけでなく、環境保護の観点からも重要です。有機溶剤を含む塗料の使用が一般的であるため、これらの化学物質が作業環境に悪影響を与えないよう、適切な換気とフィルタリングが不可欠です。また、塗装ブースは労働安全衛生規則や大気汚染防止法など、さまざまな環境基準に対応するための設計が施されています。



塗装ブースで塗装するメリットは?



高品質な仕上がり、ゴミやホコリが付きにくい

塗装は乾燥までにおおよそ30分ぐらいの時間が掛かりますが、塗装ブースで塗装することによって、塗装中や乾燥中にゴミやホコリがつかないようにできます。

このことによって塗装の艶や肌が良くなり、仕上がりレベルのアップが図れます。


作業合理化、時間短縮

塗装中にゴミやホコリが付きにくいので安心して作業ができ、塗装作業時間が大幅に短縮できます。

塗装時間だけでなく、その後の「磨き工程」においてもゴミを取り除く作業がなくなるため、作業時間の短縮に繋がり合理化が図れます。


塗装ブースが提供する安全性と法規順守

塗装ブースは作業者の健康を守るためにも重要です。

特に有機溶剤を使用する場合、適切な空気循環がなければ、有害物質の曝露リスクが高まります。また、労働安全衛生法、悪臭防止法、大気汚染防止法など、自動車塗装に適用される多くの法規を遵守するためにも、適切な塗装ブースの設備が必須となります。



調色システムとは?

自動車整備における調色システムとは、車の塗装色を正確に再現またはカスタマイズするための技術です。このシステムは、さまざまな基本色の塗料を正確な比率で混合し、車の元の色や希望する色と完全に一致する色を作り出します。最新の調色システムでは、コンピューター技術を利用して色の配合を自動化し、非常に高い精度で色合わせを行うことができます。


メリット

  1. 精度の高い色合わせ:コンピューター制御により、極めて正確な色の再現が可能です。

  2. 効率化:調色プロセスの自動化により、作業時間と労力が削減されます。

  3. コスト削減:必要最小限の塗料を使用し、無駄を減らすことができます。

  4. 環境への配慮:過剰な塗料使用を避け、環境負荷の低減に貢献します。

活用事例

  • 自動車修理工場:事故車の修理時に、損傷部分の色を元の車の色と完全に一致させるために使用されます。

  • カスタムペイントショップ:特定の顧客の要望に応じたカスタムカラーを作成する際に利用されます。

  • 自動車メーカー:新車の生産ラインで、一貫性のある塗装品質を保つために採用されています。



需要が高まる水性塗装について


水性塗装とは?

水性塗装は、溶剤として水を主成分とする塗料を使用した塗装方法です。従来の溶剤塗装に比べて、揮発性有機化合物(VOC)の排出量が少なく、環境に優しいのが特徴です。自動車業界では、環境規制の強化や持続可能な製造プロセスへの関心の高まりにより、水性塗装の需要が増加しています。


需要が高まる理由

  1. 環境規制の厳格化:多くの国でVOCの排出規制が厳しくなっており、水性塗装への移行が推進されています。

  2. 消費者の環境意識の向上:環境に優しい製品への需要が高まり、自動車メーカーは水性塗装を採用して市場のニーズに応えています。

  3. 技術の進歩:水性塗料の品質が向上し、耐久性や仕上がりの美しさが従来の溶剤塗料と遜色なくなってきています。


自動車整備事業者が活用できる補助金は?


ここまで紹介してきた水性塗装ブース、調色システムの導入には補助金の活用が可能です。

これまで、当社では事業再構築補助金やものづくり補助金にてこれらの設備の導入を支援してきた実績がございます。


当社は自動車整備に特化した補助金申請サポートを行っております。自動車業界は100年に一度の大変革期といわれるように、電気自動車の普及や自動運転技術の向上など大きな変化が訪れています。

それに伴って自動車整備においても新たな整備の必要性、制度の改革、技術の獲得が大変重要な時期になっています。政府としても次世代自動車の普及は今後の課題となっており、整備工場の設備投資を後押しする体制にもなっていますので、今後の新たな自動車整備需要に対応するために活用できる補助金も多く出ております。


こちらの記事では自動車整備事業者の方の補助金情報を発信しています。ぜひ参考にしてください!


補助金は、あなたのビジネスやプロジェクトにとって大きな支援となる可能性があります。

適切な補助金を見つけ、申請プロセスを丁寧に進めることが成功の鍵です!


 

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