【2025年下期】整備工場が使っている補助金5選|採択のコツと最強ツールも紹介
- support88503
- 7月26日
- 読了時間: 7分

はじめに|補助金で整備工場の生産性を一気に底上げ
整備工場を取り巻く環境は厳しさを増しています。人手不足、設備の老朽化、そして紙ベースの業務による非効率。これらの課題を一気に解決できるのが補助金の活用です。
2025年は制度改正により、これまで以上に補助金が使いやすくなりました。
特に収益納付義務の廃止により、投資回収の計算が格段にしやすくなっています。
今回は2025年下期に特におすすめの補助金を厳選して、整備工場での実際の活用事例とともにご紹介します。
さらに2025年は弊社による無料支援枠もご準備しております!
是非このご機会にチャレンジしてください!
1. 小規模事業者持続化補助金|エントリー補助金として最適

制度概要
従業員5人以下の整備工場が経営計画に基づいて行う販路開拓・設備投資を支援する制度です。
次回は18回公募なのでそちらもチェックしましょう。
18回持続化補助金の説明はこちらをクリック
補助上限額・補助率
基本枠:50万円(補助率2/3)
インボイス特例併用:100万円
賃金引上げ特例併用:200万円
両特例併用で最大250万円(赤字事業者は補助率3/4)
採択率
第16回37.2%と低下していましたが、第17回は45-55%に回復見込みです。
特徴・おすすめ理由
自力申請可能で、商工会議所の支援も受けられる
初めての補助金に最適、整備工場の社長でも採択実績多数
申請書類が比較的シンプルで取り組みやすい
整備工場での活用例
広告費:看板設置、ホームページ制作
簡単なシステム導入:予約管理システム、顧客管理ツール
小型設備:工具類、測定機器
成功事例
ピクトサイン看板設置:月34万円の売上増を実現
トータスリフト導入:作業効率大幅改善、タイヤ交換利益率向上
2柱リフト導入:大型車両対応で月10台受注増、前年同月比30%増収
2. 省力化補助金(カタログ型)|簡単だけど注意点あり

制度概要
あらかじめ登録された機器から選ぶだけで申請できる制度です。
補助上限額・補助率
従業員5名以下:200万円(賃上げ時300万円)
従業員6-20名:500万円(賃上げ時750万円)
補助率1/2、要件を満たせば原則採択
採択のポイント
制度は簡単ですが、申請フローが複雑で停滞気味なのが現状です。随時受付で審査は迅速に行われます。
おすすめ使い方・対象機器
洗車機:人手不足解消と品質向上
部品庫自動化機器:在庫管理の効率化
自動調色システム:塗装作業の自動化・品質向上
パルス制御溶接機:技術レベル格差解消
3. 省力化補助金(一般型)|狙い目の主力補助金

制度概要
カタログ外の設備・システムも対象となる、最も活用しやすい補助金です。
補助上限額・補助率
従業員5名以下:750万円(賃上げ時1,000万円)
従業員6-20名:1,500万円(賃上げ時2,000万円)
従業員21名以上:3,000万円(賃上げ時4,000万円)
補助率1/2
採択率
68.5%と高水準を維持しており、今一番狙い目な補助金です。
採択傾向・おすすめ理由
既存事業の改善でOK、新規事業でなくても問題なし
高い採択率と高い補助額を両立
実施期間最大18ヶ月で計画的導入が可能
おすすめ使い方
設備×システムの同時導入で、事業全体の生産性向上を全面支援することを目指しましょう。
おすすめツール:システムで何が良いか分からないという方は、導入が簡単で多機能な**「Lark」**を推奨します。
Larkについてはこちらからお問い合わせください。
活用例
先進的車両診断システム:AIによる故障診断
整備履歴管理DXシステム:ペーパーレス化とデータ活用
工場全体の自動化設備:省人化と品質向上
4. ものづくり補助金|高額設備に最適

制度概要
革新的な設備やシステム導入が対象の、大型投資向け補助金です。審査はやや厳しめですが、2025年は制度改正により活用しやすくなりました。
補助上限額・補助率
製品・サービス高付加価値化枠
従業員5名以下:750万円(賃上げ特例850万円)
従業員6-20名:1,000万円(賃上げ特例1,250万円)
従業員21-50名:1,500万円(賃上げ特例2,500万円)
補助率1/2(賃上げ特例は2/3)
採択率
36.4%(18次締切実績)
2025年の重要な制度変更
収益納付義務完全廃止:利益が出ても返納不要
最低賃金引上げ特例新設:補助率2/3に優遇
枠組み統合で申請しやすく
活用例・おすすめ理由
中〜大規模投資にはうってつけの制度です。
検査ライン自動化:OBD車検対応設備
高度診断機器:EV・ハイブリッド車対応
新型リフト:大型車両、特殊車両対応
成功事例
先進設備導入:約500万円でアライメントリフト等導入、作業効率向上
EV対応転換:約750万円でEV・ハイブリッド車対応機器導入
OBD検査対応:約200万円でOBD検査機器導入、2024年義務化対応
5. IT導入補助金|システム中心に活用できる補助金

制度概要
会計、人事、業務効率化のITツールが対象の、デジタル化推進補助金です。
補助上限額・補助率
通常枠A類型:5万円-150万円未満(補助率1/2)
通常枠B類型:150万円-450万円(補助率1/2)
インボイス対応類型:最大350万円(50万円以下は補助率最大4/5)
採択率
通常枠50.7%、インボイス対応類型57.5%
2025年の拡充内容
最低賃金近傍事業者の補助率拡大(通常枠1/2→2/3)
セキュリティ枠上限150万円に拡大
活用支援の補助対象化
おすすめツール
社内チャット、掲示板、ワークフローが揃った**「Lark」**がおすすめです。
Larkについてはこちらからお問い合わせください。
活用例
紙で回していた業務をまるごとクラウド化
統合管理システム:はい!整備、Car Store System Cloud
予約管理システム:SMS車検案内、メンテナンスパック管理
OBD診断ツール:令和6年10月導入義務化対応
補助金活用のポイント|何をどう選ぶ?
【ステップ①】目的別で補助金を選ぶ
「まずは試す」 → 持続化補助金 商工会サポートで申請負担軽減、初回におすすめ
「シンプルに省力化」 → カタログ型 登録済み機器から選択、随時申請可能
「本気で改善」 → 一般型 or ものづくり 高額投資で抜本的な改善を実現
【ステップ②】補助金に合わせたツール・設備を選ぶ
迷ったら「Lark」でOK:チャット、申請フロー、勤怠管理が全部1つで完結します。

規模別推奨戦略
小規模整備工場(従業員5名以下)
省力化補助金カタログ型(300万円枠)
小規模事業者持続化補助金(250万円枠)
中規模整備工場(従業員6-20名)
ものづくり補助金(1,250万円枠)
省力化補助金一般型(2,000万円枠)
大規模整備工場(従業員21名以上)
ものづくり補助金(2,500万円枠)
省力化補助金一般型(4,000万円枠)
採択成功のための実践ポイント
事前準備(申請3ヶ月前から開始)
GビズIDプライム取得(2-3週間必要)
見積書取得(50万円超は相見積必須)
事業計画書骨子作成
商工会・認定支援機関との相談開始
採択率向上のカギ
デジタル化要素の盛り込み:DX推進計画の具体化
環境対応の強調:EV対応、省エネ設備導入
地域経済への波及効果:雇用創出、技術向上
事業継続性の説明:5年後の売上・利益計画
よくある失敗パターンと対策
計画の具体性不足 → 数値目標、実施スケジュールを詳細化
販路開拓との関連性不明 → 設備投資がどう売上につながるかを明確化
見積書の不備 → 複数業者から詳細見積取得
審査基準への対応不足 → 各制度の評価ポイントを事前確認
おわりに|補助金を味方につけて、工場経営に追い風を
2025年は制度改正により補助金活用の障壁が大幅に下がり、整備工場の設備投資において史上最良の機会となっています。特に収益納付義務廃止、補助率の優遇拡大、申請手続きの簡素化により、これまで以上に活用しやすい環境が整いました。
今こそ、補助金で**「攻めの整備工場経営」**へ舵を切るべき時です。
早期準備と戦略的申請により、OBD車検対応、EV整備対応、DX推進を補助金を活用して実現し、競争力強化と収益向上を同時に達成することが可能です。
最新の申請スケジュールやサポートについても、お気軽にお問い合わせください。専門家との連携を活用しながら、自社の成長戦略に最適な補助金制度を選択し、積極的な活用をお勧めします。
関連リンク