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【2024年最新】中小企業も清掃・配膳ロボットでコスト削減!人手作業を減らせる製品を補助金活用で導入するには?

更新日:4月9日



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配膳ロボットと清掃ロボットのイメージ図


~清掃ロボット、配膳ロボットが切り開く、新たな未来~


最近、レストランやオフィスビルで忙しく働く清掃ロボットや配膳ロボットの姿を目にすることが多くなりましたね。これらのロボットは、わずか数年で飲食業界やビジネスの現場において、まるで未来からやってきたような存在となりつつあります。

人手不足が深刻化する中、日本の企業はこの新たな技術に目を向け、経費削減や作業効率の向上、さらには顧客サービスの質の向上といった多大なメリットを享受し始めています。


かつては大企業の特権だったこれらのロボットも、2024年からは補助金制度のおかげで、小さなビジネスや個人店にも手が届くようになりそうです。この変化は、販売店にとっても大きなチャンスを意味しています。


本記事では、ロボット技術の普及がもたらす新しいビジネス機会に焦点を当て、清掃ロボットと配膳ロボットの世界がどのように変わろうとしているのか、そしてこれらの進化が小規模事業者にどのような影響を与えるかを掘り下げていきます。


清掃ロボット、配膳ロボットとは?

清掃ロボット

清掃ロボットは、床の掃除、窓の洗浄、空間の消毒など、様々な清掃作業を自動で行うロボットです。これらはセンサーや人工知能(AI)を使って空間を認識し、障害物を避けながら効率的に作業を進めます。例えば、家庭用の自動掃除機ロボットが最も一般的なタイプであり、ダストや小さなゴミを吸い取ります。商業施設やオフィスビルでは、より大きな床洗浄ロボットが広範囲の清掃を効率よく行うために用いられます。清掃ロボットは、人手を省力化し、特に広い範囲や高い頻度で清掃が必要な場所で活躍します。


配膳ロボット

配膳ロボットは、食事や飲み物を人間の代わりに運ぶために設計されたロボットです。レストラン、カフェ、病院、高齢者施設などで利用されています。これらのロボットは通常、複数のトレイや棚を備えており、オーダーに応じて食品や飲料を指定のテーブルや部屋まで運びます。ナビゲーションシステムを用いて施設内を自律的に移動し、障害物を避ける能力を持っています。配膳ロボットの導入により、レストランや介護施設などはサービスの迅速化を図るとともに、人手不足の解消や従業員の労働負担を軽減することが可能となります。


製品導入のメリット

  • 人件費の削減

  • 作業時間の短縮

  • サービス品質の向上

  • 人手不足解消

  • 衛生的な環境の維持

  • etc・・・


清掃ロボットや配膳ロボットが省力化に有効な理由は、単純ながら時間がかかる作業や反復作業を自動化し、人手を必要とする作業を削減できるからです。これらのロボットの活用により、従業員はより創造的で価値の高い作業に集中できるようになります。特に人手不足が深刻な分野や、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のようなパンデミック期において、人との接触を最小限に抑える必要がある場合に有効です。


日本では、特に以下の場面で清掃ロボットや配膳ロボットが活躍しています。

  • 病院や介護施設: 配膳ロボットは食事の配布を助け、清掃ロボットは環境を衛生的に保つのに役立ちます。特に高齢者介護施設では、労働力不足が深刻であるため、ロボットの導入が進んでいます。

  • ホテル業界: 客室の清掃やアメニティの補充に清掃ロボットが用いられることがあります。また、フロントやロビーでの荷物運びやルームサービスに配膳ロボットが活用される例もあります。

  • レストランやカフェ 配膳ロボットがオーダーをテーブルまで運ぶことで、スタッフの負担を減らし、効率化を図っています。

  • オフィスや公共施設 広範囲の清掃を必要とする場所で、清掃ロボットが夜間などの閉館時間に作業を行うことで、日中の人の動きを妨げずに清潔な環境を保つことができます。


市場規模

清掃ロボット、配膳ロボット共に市場規模は急成長領域となっています。


  • 清掃ロボット: 2020年に出荷金額ベース32億2,600万円を記録、2024年に99億円に達すると予測

  • 配膳ロボット: 2022年に稼働台数ベースで約9,000台、2030年には2022年の約4,9倍の約30,000台に達すると予測

今後の展望については、以下のような拡大が見込まれます。

  • 技術進化: AIや機械学習の進化により、ロボットの自律性や作業の質が向上し、より複雑な作業が可能になるでしょう。

  • コスト削減: 生産技術の向上や競争の激化により、ロボットの導入コストが下がり、中小企業でも導入しやすくなる見込みです。

  • 新たな分野への進出: 農業や建設業など、現在は人手が中心の分野でも、ロボット技術の導入が進む可能性があります。

ロボット技術の発展と普及は、労働力不足解消や生産性向上に大きく貢献すると同時に、働き方や社会構造にも変化をもたらすことが予想されます。



2024年、清掃ロボット・配膳ロボットが補助対象となる新たな補助金がスタート!


中小企業省力化投資補助金 アイキャッチ

2024年に入り清掃ロボット、配膳ロボットを対象経費に含める補助金が新たに制定されました。この制度の活用により、これまでコスト面などで導入をためらっていた中小企業でもロボットの導入のハードルが下がるのではないでしょうか。

中小企業省力化投資補助金(中小企業省力化投資補助事業)という名称のこの補助金は人手不足に悩む事業者を対象に制定されています。

清掃ロボット、配膳ロボットにおいては飲食業・宿泊業の事業者を対象に購入費用と導入経費(設置作業、運搬費、動作確認費用、マスタ設定等の導入設定費用など)が補助対象経費として認められています。

補助額と補助率は以下の表のとおりで、販売単価をそのままで購入費用を約50%補助される内容となっています。


補助金活用のメリット

  • 導入費用の負担軽減

  • 最新機種の導入促進

  • 導入後のランニングコスト削減

  • 競争力強化

補助額と補助率

従業員数

補助率

補助上限額 (事業者が大幅な賃上げを行う場合)

5人以下

1/2以下

200万円 (300万円)

6~20人以下

500万円以下 (750万円)

21人以上

1,000万円以下 (1,500万円)


➢中小企業省力化投資補助金の公募要領の徹底解説はこちら


中小企業省力化投資補助金の想定事例

清掃ロボット、配膳ロボットにおける想定事例やその効果については中小企業省力化投資補助金の事務局公式ページに資料が公開されています。以下はその内容になります。



清掃ロボットの想定事例
清掃ロボットの想定事例

配膳ロボットの想定事例
配膳ロボットの想定事例


販売店側のメリット:

中小企業省力化投資補助金により、導入経路拡大

2024年の補助金制度導入により、清掃ロボットや配膳ロボットの導入が比較的小規模な事業者でも現実的な選択肢となりました。 これまでは導入コストの高さや費用対効果の検討から、大手チェーンやオフィスビルなど限られた場所でしか導入されていませんでしたが、補助金によって導入費用が最大50%軽減されるため、小規模事業者でも導入しやすくなりました。


販売店にとって、小規模事業者への導入拡大は以下のようなメリットをもたらします。

1. 市場拡大による売上増加

潜在顧客層が大幅に拡大します。これまで導入を検討していなかった小規模事業者もターゲットとなるため、販売機会が大きく増加します。


2. 顧客単価向上

小規模事業者への導入では、複数台まとめて導入されるケースも考えられます。単価の高い機種を提案することで、顧客単価向上に繋がります。


3. 競合との差別化

補助金制度を活用した提案は、競合との差別化ポイントとなります。顧客の課題解決に貢献する提案を行うことで、信頼を獲得し、長期的な関係構築に繋がります。


4. 顧客満足度向上

導入後のサポート体制を充実させることで、顧客との信頼関係を築き、長期的な関係構築に貢献します。


5. 導入事例の蓄積

小規模事業者への導入事例を蓄積することで、提案資料や営業トークの強化に役立てることができます。


6. 社会貢献

小規模事業者の課題解決に貢献することで、地域経済の活性化や社会貢献にも繋がります。


7. 販売チャネルの多様化

従来の営業チャネルに加え、補助金制度に関する情報発信やセミナー開催など、新たな販売チャネルを開拓することができます。


8. ブランディング強化

街中に自社製品を見かけることになれば、企業イメージの向上やブランド力強化に繋げることができます。


9. データ分析による提案力強化

導入後のロボット稼働データなどを分析することで、顧客のニーズに合わせた最適な提案を行うことができます。


10. 新規事業の創出

ロボット導入後のメンテナンスや保守サービスなど、新たなビジネスチャンスを創出することができます。


販売店は、補助金制度を活用することで、市場拡大、売上増加、顧客満足度向上、社会貢献など、様々なメリットを得ることができます。競合が参入する前に補助金を活用できる体制を整えましょう!



中小企業省力化投資補助金を活用する方法


販売店(メーカー含む)が中小企業省力化投資補助金を活用するにはこの補助金のルールを理解した上で正しい手順で活用を進めていきます。以下にその概要と詳細の記載と関連記事情報を添付します。

IT導入補助金をご存じの販売店であれば、IT導入補助金の流れを類似しているとお考えください。


中小企業省力化投資補助金の流れ

中小企業省力化投資補助金の流れは以下の通りです。


STEP1

製品審査申請を行う(製造事業者登録申請・省力化製品登録申請)

販売店は指定された工業会に対して製品審査申請を行う。

(必要書類など詳細情報は下記関連記事2をご参考ください。)

指定された工業会 

一般社団法人日本ロボット工業会

工業会mail

近日中に公開予定

工業会電話番号

03-3434-2919


STEP2

省力化製品及び製造事業者として承認される

申請された書類は工業会→補助金事務局→有識者委員会→中小企業庁という順に承認がされていきます。その後、工業会から証明書が発行されて正式に製造事業者としての登録申請が可能になります。


STEP3

省力化製品のカタログ登録を行う(カタログ登録申請)

製造事業者として登録が完了した後は、補助金事務局が用意するカタログに製品を登録する。

(登録情報など詳細情報は下記関連記事2をご参考ください。)


STEP4

製品がホームページで公開される

カタログ登録された製品が正式に公開される。


STEP5

購入希望の事業者と共同で補助金を申請する

カタログを見た購入希望の事業者が販売店に問い合わせを行い、事業者と販売店が共同で補助金を申請する。


省力化製品のカタログ登録スキーム

関連記事2


補助金の活用支援

以上から補助金の活用は清掃ロボット・配膳ロボット分野において大きな販売機会・導入機会になると言えます。

補助金全般の特性として初めに申請された事業者が有利という特性があります。補助金事務局側も新しい補助金の基準となる事例を見つけたい、補助金の予算が豊富という要素があるからです。


今回、新たに制定された中小企業省力化投資補助金は清掃ロボット、配膳ロボットがピンポイントに対象経費に含まれています。中小企業省力化投資補助金では今後、清掃ロボット、配膳ロボットのような製品カテゴリーが300登録され、各カテゴリーごとに100種類の製品が登録される見込みとなっています。その製品カテゴリーの中でも清掃ロボット、配膳ロボットにおいては初めの9カテゴリーに選定されていることを踏まえると日本経済にとって重要な製品である国からも認められているということです。


当社では販売店様の支援を開始しています。

類似スキームのIT導入補助金においても各販売店様の書類作成の実績を数百件あり、事業再構築補助金、ものづくり補助金といった難易度が高い補助金を年間170件以上支援している実績もあります。

そのため、補助金を活用したい事業者様、販売店様の双方のアプローチが可能です。


さらに中小企業省力化投資補助金においては関連グループ企業を通じて当社でも製品登録を進めているところです。

この記事をご参照された販売店様で中小企業省力化投資補助金を活用して清掃ロボット・配膳ロボットの市場拡大を狙いたいというご要望がございましたら当社までお声掛けください。

お問い合わせはこちらのフォームまでお願いいたします。



参照:中小企業省力化投資補助金事務局公式ホームページ



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